北里柴三郎記念館
について
About the Shibasaburo Kitazato Memorial Museum
「近代日本医学の父」と称される熊本県小国町出身の細菌学者・北里柴三郎博士の生涯に想いを馳せ、その偉業を後世に広めるための記念館です。
敷地内には北里博士の生家の一部や、賓客をもてなすために建てられた貴賓館、博士から子どもたちのために寄贈された図書館「北里文庫」が保存され、見学することができます。
1987年、北里研究所と北里学園(2008年に統合、現・学校法人北里研究所)が中心となって“生家”と“貴賓館”を修復し、“北里文庫”の内部を北里博士に関する遺品や資料を陳列する展示室として改装し、北里柴三郎記念館が開館しました。その後、2012年に北里研究所の寄付を受け、記念館全体をリニューアルしました。
そして、博士が生誕170周年を迎える2023年に新たに「ドンネル館」がオープン。最新のデジタルコンテンツと大正時代のノスタルジーが融合した新しい「北里柴三郎記念館」にて、感染症との戦いに「終始一貫」して挑んだ博士の人となりを知っていただければ幸いです。
博士の功績を学びながら
生い立ちや小国町の風土文化に
触れていただけます
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ドンネル館
所要時間 15分
映像やデジタルコンテンツをとおして、博士の生涯と偉業を現在に伝える施設です。館内にA Rマーカーを専用のタブレットで読み込むと、多言語で北里柴三郎博士の偉業や人となりを知ることができます。この建物は既存の建物との融合をはかり、涌蓋山をイメージした美しい優雅なスタイルを誇っています。
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北里文庫
所要時間 15分
1 9 1 6 年(大正5年)、郷里の子どもたちのために博士が私財を投じて建設したルネサンス様式の図書館。横田芳太郎氏によって設計され、銅板と瓦が見事に融合した屋根が特徴で両端に北里家の笹竜胆の家紋が施されています。建物正面の「北里文庫」の文字は、月桂冠と破傷風菌模したで修飾され、破傷風菌に打ち勝った博士の信念が感じられます。現在は、博士ゆかりの品の展示や業績を年代順に追って学べる資料館となっています。
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貴賓館
所要時間 15分
帰省の際の居宅、または賓客をもてなすための邸宅として1916年(大正5年)に建てられました。小国特産の杉材と、当時は貴重だった曇りガラスが使われ、質素な中にも丹念な施工の跡が見て取れます。2階からは北里柴三郎博士が愛した涌蓋山と里山を一望でき、北里川を渡る爽やかな風が訪れる人をお迎えします。
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生家
所要時間 15分
博士が少年時代を過ごした家。元々は記念館より北側の川沿いにあり、通称坂下屋敷と呼ばれていました。1 8 9 5 年( 明治2 8 年)に博士が両親を東京へ招き一緒に暮らすようになった際、旧居を縮小して現在の二部屋にしたものと伝えられています。
ギャラリー
Gallery
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資料館
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北里柴三郎像
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迎賓館広間
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資料館
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北里柴三郎像
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迎賓館広間